能登町の伝統文化

能登町の伝統文化

奇祭ともいわれる能登町の祭

能登町の夏祭りの主役は「キリコ」と呼ばれる大きな奉燈。神輿の先導役としてまちを練り歩き、夜には明かりが燈され、人々に担がれてゆらゆら揺れる様は、夏の夜を幻想的に彩ります。
一口に「キリコ」といっても土地ごとに大きさや形状に違いがあり、お囃子も独自のものがあります。真っ先に行われ、夏の到来を感じさせる宇出津の「あばれ祭」。形が特徴的な鵜川の「にわか祭」や小木の「袖ぎりこ祭り」。キリコの高さで他を圧倒する「柳田大祭」などなど。奇祭とも言われる能登町の祭を、ぜひ現地で体験してみませんか!

能登杜氏の技

日本を代表する酒造り集団「能登杜氏」は江戸時代から「能登衆」と呼ばれ、ほかの集団とは異なる独自の技術を伝承し、伝統ある「能登流の酒づくり」に最新の技術を加え、全国新酒鑑評会で入選を重ねています。
能登杜氏四天王をはじめ、多くの名杜氏が誕生し「吟醸造りは能登流が一番」と言われるほどに全国的な名声を高めました。
現在も能登杜氏組合が組織されており、技術の継承や向上のため杜氏や関係者は日々研鑽を積んでいます。

能登の野鍛冶

能登の野鍛冶はかつて各集落を渡り歩き、林漁業具の製作と修理を請け負ってきました。半島の特性からその道具の種類は多岐にわたります。
現在、能登の野鍛冶の伝統を継ぎ鍛冶屋として営業している者は、ふくべ鍛冶(能登町)、鷺鉄工所(珠洲市)、高島鍛冶屋(輪島市)の3軒ですが、その内通年店舗を営む者は、ふくべ鍛冶のみです。

能登町宇出津のふくべ鍛冶(干場金物店)は明治41年創業ですが、三十年前に数十軒あった鍛冶屋が、今ではここ1軒となりました。現在も能登の里地・山林・沿岸地域に適合した、独特の鉄器を製造・修理を続け、その道具のラインナップには能登の里山里海を支えた道具と製造技術、そして使い手のノウハウが一体となって受け継がれています。

あえのこと

豊穣に感謝し、見えない国の神をあたかも人間のように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、1年の労をねぎらうという民俗行事。この「あえのこと」の実演は柳田植物公園の合鹿庵で行われています。
昭和35年旧柳田村は「あえのこと」を文化財に指定されました。そしてこのことが誘因となって昭和51年「奥能登のあえのこと」は国指定重要無形民俗文化財、平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

能登のアマメハギ

粉雪のちらつく夜、子供の鬼達が簑を付け、フカグツを履き、手に包丁やサイケをさげ、「アマメを作っている者はいないか・・・アマメー」と叫び、なまけ者や悪い者がいないかと子供に聞かせる事により、怠け癖を戒める神事です。地区の小中学生が鬼に扮し、田畑の春の耕作を前にいろりにあたっている農家に「早く外に出て働け」と怠け癖のついた人達を戒め、この行事が終わると能登にも遅い春が訪れます。

※あまめ・・・いろり端に長時間いるとできる火ダコの事。
※アマメハギ・・・季節が変わっても怠けては駄目だと神様が教えてくれる行事。

ごいた

「ごいた」は、天保年間から伝承されている娯楽で、将棋に似た駒32枚を使い、4人が「しりとり」のように駒を出していきます。
向かい同士が見方となり、奥深い駆け引きや読み合いをしながら楽しみます。