能登町の祭

能登町の祭、奇祭がおもしろい。

大小さまざまな「キリコ」が夏の夜を彩る。

能登町の夏祭りの主役は「キリコ」と呼ばれる大きな奉燈。神輿の先導役としてまちを練り歩き、夜には明かりが燈され、人々に担がれてゆらゆら揺れる様は、夏の夜を幻想的に彩ります。
一口に「キリコ」といっても土地ごとに大きさや形状に違いがあり、お囃子も独自のものがあります。真っ先に行われ、夏の到来を感じさせる宇出津の「あばれ祭」。形が特徴的な鵜川の「にわか祭」や小木の「袖ぎりこ祭り」。キリコの高さで他を圧倒する「柳田大祭」などなど。奇祭とも言われる能登町の祭を、ぜひ現地で体験してみませんか!

代表的な祭

あばれ祭

あばれ祭は、石川県無形民俗文化財となっている勇壮な祭りで、この祭りを皮切りに能登のあちこちで夏祭りが始まります。
約340年前、当地に悪病が流行したため、京都の祇園社から牛頭天王を招請して病魔退散を祈祷したところ、神霊と化した青蜂が悪疫病者を救いました。喜んだ地元の人は、キリコを担いで八坂神社へ詣でたのが始まりとされています。高さ7m、40数本の奉燈(キリコ)が大松明の火粉の中を乱舞し、2基の御輿を海や川、火の中に投げ込んで暴れる勇壮な祭りです。

あばれ祭

恋路火祭り

伝説ゆかりの観音坂を下りてきた大小2本のキリコが威勢よく海の中を練りまわり、この土地独特の油物と呼ばれる仕掛け火も披露され、観衆を喜ばせます。
恋路の海に伝わる悲恋の二人を慰めるかのように、沖に浮かぶ弁天島に設けられた大松明が海を赤く染めて燃えはじめると、若者たちは竹ざおにつけた松明を揺らして、美しい火の輪を描き、恋路という名にふさわしいロマンあふれる世界を演出します。

恋路火祭り

にわか祭

能登鵜川の地で古くから伝わる漁師の祭礼「にわか祭」。
鵜川の二つ台網(大敷網)である、下の網(海瀬組)と上の網(馬場組)の男たちは、不漁や海難事故が続いたため、海の女神、市杵島姫命(弁財天)を祀る海瀬神社に豊漁、海上安全を祈り、行燈に凛々しい武者の絵を描き、威勢よく担ぎ神社を慰めました。
以来、漁業に栄えた鵜川の漁師たちによる祭礼に使われた御幣や武者絵をそれぞれの船や神棚に、豊漁安全のお礼として飾られる風習は、寛永年間(約四百年前)から今も受け継がれています。

にわか祭

とも旗祭り

小木の氏神御船神社の春祭りで、小木港を5色の吹き流しと大のぼり、大漁旗を揚げた数十隻の船が鐘や太鼓を打ち鳴らし、湾内せましと駆け巡ります。
その昔、大国主命(おおくにぬしのみこと)がいくさぶね(軍船)を率いて、朝廷の命を受け北陸地方平定の折、航海の途中、小木の近海で暴風雨に遭遇され、その難を避けるために入り江の深い九十九湾に軍船を寄せ、「神旗」を立て兵士の加護と大風雨と荒波の鎮まるのを祈願すると、やがて神様に願いが届き、まもなくして風雨も波も収まりました。この古代「神話」の故事に倣って、伴旗祭りが執り行われるようになりました。

とも旗祭り

白丸曳山祭

白丸地区の菅原神社の秋祭り。キャラゲ(小学校の男児)が華やか柄模様(えもよう)で鈴を付けた襦袢(ながじばん)を着て、顔が少し見える程度の女装をし、白丸曳山唄や掛け声を合図に進行されます。白丸曳山唄は、入り宮の時に独特の節回しで唄われる「きやらげ」と称する唄で、この唄とともに曳山が町内を練り歩きます。

白丸曳山祭
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祭り暦

祭名 月日 場所
左義長(波並地区) 毎年1月15日に近い日曜日 波並
重年十七夜祭り 毎年2月上旬の土・日・祝日のいずれか 重年
あまめはぎ 毎年2月3日 秋吉、宮犬、清真、河ヶ谷
あえのこと(田の神送り) 毎年2月9日 合鹿、国重
起舟 毎年2月11日 能登町一円(旧能都町沿岸)
石仏山祭 毎年3月2日 柿生(神道)
鬼打ち祭 花まつり 毎年3月28日 木住(木住神社)
酒樽がえし 毎年4月2日 藤波(神目神社)
弓引き祭り 毎年4月3日 十郎原西谷地区
曳山祭 毎年4月第3土・日曜日 宇出津
とも旗祭り 毎年5月2・3日 小木
あばれ祭 毎年7月第1金・土曜日 宇出津
恋路火祭り 毎年7月 海の日の前日 恋路(恋路海岸)
真脇キリコ祭 毎年7月 海の日直前の土・日曜日 真脇
松波人形キリコ祭り 毎年7月第4土曜日 松波
姫どいやさ祭 毎年7月第4土・日曜日
国重祭礼 毎年8月17・18日 国重
きりこ祭り 毎年8月18日 秋吉
きりこ祭り 毎年8月22日 清真
にわか祭 毎年8月最終土曜日 鵜川
きりこ祭り 毎年9月の第1金・土曜日 波並
柳田大祭 毎年9月16日 野田、金山、日詰脇、百万脇、重年、米山
小木袖キリコ祭り 毎年9月の第3土・日曜日 小木
白丸曳山祭り 毎年9月25日 白丸
柿八講祭 毎年11月4日 柿生(神道)
いどり祭 毎年11月7日 鵜川
あえのこと(田の神送り) 毎年12月5日 合鹿、国重